テーブルトップオーダー(TTO)とは?メリットとメニューを紹介

オーダーシステム

この記事では、「飲食店向けテーブルトップオーダーについて学びたい」とお考えの方に、テーブルトップオーダーのメリットや実際の導入事例とメニューを紹介しています。
飲食業界で働く方はテーブルトップオーダーの機能について知識をお持ちだと思いますが、弊社オリジナルの事例の紹介もあるので、是非ご一読ください。

次のような悩みを解決できます。

  • テーブルトップオーダーとは?
  • 導入するメリットとデメリットは?
  • 導入した飲食店の事例を知りたい。
  • 完全フリーレイアウトのメニューデザインは?

テーブルトップオーダー(TTO)とは

テーブルトップオーダー(TTO)は、飲食店の席に準備されたiPadやタッチパネルのオーダー端末からスタッフを介さずに、好きな料理を直接キッチンに注文できるセルフオーダーシステムです。
注文内容のお伺いを無くすことで人手不足問題を解消できます。追加注文の多い居酒屋や食べ放題が人気な焼肉店で活用されているシステムです。
さらにPOSレジと連携することで、レジ業務や締め作業のミスを削減できるためバックオフィス業務もスムーズにします。

▼TTOの導入事例とメニューを先に見たい方はこちらから▼

テーブルトップオーダー(TTO)のメリットとデメリット

店舗のメリット

人手不足の解消

店舗メリットの1番目に上がってくるのは、やはり人手不足の解消です。
飲食業界は仕事量や対応範囲が広いこと、お客様とのコミュニケーションの難しさから求人をかけても人手が集まりません。また、人手が集まらないため求人の奪い合いが発生しており、賃金も上昇していますがそれでも応募は少なく、応募があっても店舗にマッチしないことは往々にしてあります。

テーブルトップオーダーなら、求人広告コスト退職への不安を抱える必要もありません。ミスのない正確な注文を獲得してくれる人材になります。

安定したインバウンド対策

インバウンド対策をしていた結果、接客ができる女性スタッフ

インバウンド客が多い飲食店舗では、ホールスタッフが片言とジェスチャーで注文を獲得する姿がよく見られます。注文受付ができているので問題ないように見えますが、片言とジェスチャーで乗り切れないこと、例えば「お通し」などの説明ができないことは止めたという居酒屋もあります。

事前に「お通し」など質問されることが多いものには、テーブルトップオーダー上で外国人向けのメニューに組み込んでおくことで不安解消、簡単な注文受付が可能です。

関連記事:外国人観光客の集客方法と接客や多言語対応について紹介します。

客単価の向上

「スタッフを呼んだけど、反応がなかったので追加注文を諦めて別のお店に行った」「声をかけようと思ったけど、忙しそうなので空気をよんで注文せずにお店を後にした」誰しも一度は経験があると思います。友人といる時ならいいですが、恋人といる時はこのような場面に遭遇したくないですよね。

いつでも注文できる環境を作ることで人手不足の解消、ゆとりのある店舗運営を実現できます。結果、バタバタしていない落ち着いた居心地の良いお店を提供できます。

関連記事:売上アップへの手順を紹介!5つのアイデアと売上の細分化

メニュー切り替えが容易に

セルフオーダーなら設定した時間に合わせてメニュー変更ができる

最近はディナータイム専門の店舗が送客施策としてランチタイムもオープンしていたり、顧客のニーズに応えるため複数の飲み放題・食べ放題のパターンを容易していたりと、飲食店のメニューブックは膨大な数になっています。
テーブルトップオーダーなら、時間と曜日でメニューの差し替えが自動で実施できます。

また、「ランチタイムにディナーのメニューも見せたい!けど、注文はできないようにしたい!」という要望にも対応できます。もちろん、ディナー時はグランドメニューと食べ飲み放題を簡単に切り替えることが可能です。さらに1台のオーダー端末に全てをまとめられるので、清掃や管理の手間が解消されます。

顧客のメリット

スタッフを呼ばなくていい

前述しましたがテーブルトップオーダーは、スタッフの状況・店舗の込み具合を気にすることなくいつでも注文が可能です。呼んでも来てくれない、忙しそうなのでタイミングを待つというストレスを解消できます。
大きい声を出すことや、話をすることが苦手な方に居心地の良いお店になります。

料理のこだわりやトッピングが分かりやすい

テーブルトップオーダーなら料理の情報を掲載する場所があるので、料理のこだわりや調理時間、アレルゲンを記載できるので安心してご注文いただけます。

最近では複雑なトッピングを楽しむ料理が増えていますが、複雑な注文も簡潔明瞭に伝えられます。

合計金額や注文履歴の確認をしやすい

注文件数が多くなる居酒屋や焼肉店では「どの料理を注文したか」「合計金額はいくらか」と、重複注文や予算オーバーを防ぐために知りたくなります。

オーダー端末があれば、簡単に注文情報や合計金額を確認できます。

会計ミスや注文漏れがない

テーブルトップオーダーなら、お客様からキッチンへ直接注文するので注文漏れのリスクを軽減できます。

また、飲食店向けのPOSレジと連携することでお会計がシステム処理になるため、ミスなくスムーズなお会計を実現できます。

デメリット

学習コストが必要

テーブルトップオーダーの操作感は基本的に類似していますが、UIUXの違いがあります。そのため初来店のお客様には、多少の操作学習が必要です。テーブルトップオーダーを導入する際には、誰にでも使える使いやすい製品であること、便利さをお客様にご理解いただくことが重要になります。

操作への抵抗やハードルを下げるために、使い方の説明書を準備やテーブルトップオーダーの最初の画面で使い方を案内する方法があります。

故障やトラブルのリスク

紙メニューの落ちない汚れやラミネートフィルムが角から剥がれるように、テーブルトップオーダーにも故障のリスクがあります。長期間の使用や雑な扱い、高いところから落とすなどが故障やトラブルの原因となります。
突然の故障・トラブルに焦らないよう、保証サービスや代替機を事前に1台用意するといった対策が有効です。

テーブルトップオーダー(TTO)が最適な店舗

メリットにも記載しましたがテーブルトップオーダーは、人手不足やインバウンド対策でお悩みの店舗に最適です。それ以外にも、以下の店舗にも最適なシステムで新しい店舗の形を提供できます。

  • ピークタイムの前後に不要な人件費が多い
  • 個室や2階があり、ひと目で確認できない
  • メニューのカスタマイズが豊富で複雑
  • 食べ飲み放題で、注文回数が多い
  • インバウンドへの接客時間が長い

上記を見ていただくと多くの飲食店が該当しているように感じと思いますが、実際に運営を効率化できる店舗は多くあります。テーブルトップオーダーを導入しておらず、かつ店舗も円滑に回っているので不要・話を聞いたことがない店舗責任者の方は、是非一度お話を聞いてください。
弊社に「予定はないけど、気になるから話を聞いてみたい」とご連絡をいただく方は、「厳しい・忙しい労働環境」を当然として受け入れている方が多く、実例を紹介していると「解決できるの?」「すごい!」というお声をいただくことがあります。

特にピークタイムの前後に発生する、不要な人件費でお悩みの店舗にはオススメです。テーブルトップオーダーを導入することで前後の待機時間を削減し、予想している時間より早くにピークタイムが来てもスムーズに対応できます。

テーブルトップオーダー(TTO)の導入事例

これまでテーブルトップオーダーの機能やメリットをお話してきましたが、弊社で開発しておりますテーブルトップオーダー「IGREKセルフオーダー」の導入事例を紹介します。

人件費を月間約45万円削減

中華料理店を営んでいる中華麺キッチンまくり様では、年々悪くなる求人のコストパフォーマンスと、円滑にピークを迎えるために確保した人員の手空き時間に疑問を感じておられました。
IGREKセルフオーダーをご導入いただくことで、お店に合った人手探しの求人コストを解消し、導入前は34席の店舗をホールスタッフ3名で運営されていましたが、導入後はホールスタッフを1名に減らし円滑な運用を実現しました。

▶▶▶中華麺キッチンまくり様の導入店インタビューはこちら

お呼出を1日約130回削減

ジンギスカン料理店を営んでいる六甲山ジンギスカンパレス様では、130席あるメインフロアと40席の離れがあります。離れから1日あたり約135回前後の追加注文(お呼出)があり、お伺いの往復と料理提供の往復に悩まれていました。
導入前は店舗利用者様の年齢層が高く、「お使いいただけるか?」と不安をお持ちでしたが、お客様に合わせ「大きめの文字」と「ゆとりのある見やすいデザイン」でセルフオーダーシステムを構築することで、年齢を問わずご利用いただけたことでお呼出を約135回から1回から2回ほどに減らすことに成功しました。

▶▶▶六甲山ジンギスカンパレス様の導入店インタビューはこちら

テーブルトップオーダー(TTO)のメニュー

テーブルトップオーダーには決まったレイアウトに画像を当て嵌める固定レイアウトと、自由にデザインを作成する完全フリーレイアウトがあります。こちらでは、完全フリーレイアウトを搭載したIGREKセルフオーダーのメニューを紹介します。

ウェルカムページを使った導線の最適化

操作開始画面にウェルカムページを準備することで、店舗の用途(ここでは、店内でのご飲食/テイクアウト)に合わせた導線を最適化できます。
導入店舗:ファイヤーバーグ里塚店様

魅力を伝えるキャッチコピー

惹きのある「高級やブランド、コク、脂がのった」などの文言が使われたキャッチコピーは、食べた時のシーンをイメージしやすく「食べたい!!食べてみたい!!」とお客様をワクワクさせます。
導入店舗:青森ねぶたワールド 生田新道店様

ビジュアルでメニューの魅力を伝える

高解像度タブレットのiPadだからこそできる、写真を使った魅力の伝え方(シズル感や細部へのこだわり)を最大限に活用されています。
導入店舗:北海道 炉端 めんめ様

選びやすいランキングページ

ランキングページはメニューに迷ったお客さまの味方かつ、オススメをPRできるお店の味方です。セルフオーダーだからこそあったら嬉しい、お客様をフォローする素敵なコンテンツです。
導入店舗:羽根つき焼小籠包 鼎’s ルクア大阪店様

複雑な料理に食べ方の手順書

薬味や付け合わせが多い料理の場合「食べ方の手順書」を準備することで、「体験の満足度」・「料理の美味しさ」を高めるサービス提供が可能です。
導入店舗:OKKII様

まとめ

本記事では、飲食店で使われるテーブルトップオーダーを紹介しました。
テーブルトップオーダーは、あらゆる課題にアプローチできる万能なシステムですが、居酒屋、焼肉、ラーメン、カフェなどの業態、店舗のオペレーション方法(テーブルへの案内をする・しないなど)によって最適な製品は異なります。安い買い物ではないので、検討するときは課題と費用の回収イメージを紙に書き出し、具体化することをオススメします。

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